Windowsで使える各種Vimの設定ファイル置き場

最近すっかり Vim 好きになってしまったので、コマンドラインインタフェース (CLI) 環境があれば必ず Vim をインストールするようになった。で、先日 Bash on Ubuntu on Windows を導入したことで自分の Windows 環境には 4 つもの vim が同居することになり、設定ファイル置き場について頭がこんがらがってきた。良い機会なので、Vim の設定ディレクトリの場所を調査・整理してみた。

まず前提として、使っている各種ソフトウェアのバージョンなどは以下の通り:

  • msys2 20161025
    • Vim 8.0
  • Git for Windows 2.13.0
    • Vim 8.0
  • Bash on Ubuntu on Windows
    • Vim 7.4.1689
  • Windows 版 Vim 8.0
CLI環境 環境上でのパス 実体のパス(標準的な設定の場合)
msys2 (%HOME%未設定) ~/.vim/ C:\msys64\home\USERNAME\.vim
Git for Windows (%HOME%未設定) ~/.vim/ C:\Users\USERNAME\.vim
Bash on Ubuntu on Windows ~/.vim/ (Windowsのパスではアクセス不可)
Windows版vimKaoriYa版vimも) %UserProfile%/vimfiles C:\Users\USERNAME\vimfiles

なお Windows の環境変数として HOME を設定してやると、msys2 と Git for Windows の CLI 環境における ~ はそのディレクトリを参照するようになる。したがって、HOME を設定すると msys2 と Git for Windows の Vim は同じ設定ディレクトリを読みに行くことになる点に注意が必要かな。とはいえ Git for Windows の CLI 環境は msys2 のサブセットなので、まず問題になることは無いだろう。